メーターモジュールとは 広々空間の快適性を得られる家づくり
投稿日: 2025.12.21
新しい住まいを検討している方にとって、理想の家づくりは夢と希望に満ちた一大プロジェクトですよね。
広々とした空間で快適に暮らしたい、デッドスペースをなくして有効活用したい、そんな願いを叶える選択肢の一つに「メーターモジュール」があります。
今回は、メーターモジュールが住空間にもたらす快適性について、その基本からメリット・デメリット、後悔しないための選び方まで詳しくご紹介します。
メーターモジュールとは
住宅の設計には、基準となる寸法がいくつか存在します。
その中でも「メーターモジュール」は、住まいの空間設計において重要な役割を果たす考え方の一つです。
*メーターモジュールは、住宅の設備を集約した箱
メーターモジュールとは、住宅の設計において、柱と柱の中心間の寸法を1メートル(1000mm)を基準とする設計手法のことです。
これは、日本の伝統的な住宅設計で用いられてきた「尺モジュール」が910mmを基準としているのに対し、より広い空間を確保できるのが特徴です。
メーターモジュールを採用することで、廊下や階段、トイレなどの幅が広くなり、ゆとりある生活空間を実現できます。
*何ができるか
メーターモジュールを採用することで、住まいのさまざまな部分にゆとりが生まれます。
例えば、廊下の幅が広くなることで、車椅子での移動がしやすくなったり、介護が必要になった際にも対応しやすくなります。
また、階段の幅が広がることで、昇り降りが安全になり、大きな荷物の運搬も楽になります。
トイレや浴室などの水回りも広くなり、快適性が向上します。
さらに、収納スペースも広くとれるため、デッドスペースを減らし、効率的な収納が可能になります。

住宅はどう変わる
メーターモジュールは、住まいの設計思想そのものに大きな影響を与え、結果として住む人の生活の質を向上させます。
*生活空間の変化
メーターモジュールを導入することで、住まい全体の空間にゆとりが生まれます。
例えば、一般的な尺モジュールと比較して、廊下幅が約9cm、階段幅が約10cm広くなります。
このわずかな差が、日々の生活において大きな快適性をもたらします。
例えば、家族がすれ違う際のストレスが軽減されたり、家具の配置の自由度が高まったりします。
また、将来的に家族構成が変わったり、介護が必要になったりした場合でも、ゆとりのある空間は大きなメリットとなります。
*メーターモジュールのメリット・デメリット
最大のメリットは、やはり「広々とした空間」です。
廊下や階段、トイレ、浴室などが広くなることで、開放感があり、移動もスムーズになります。
これにより、高齢者や小さなお子さんがいる家庭でも安心して暮らせます。
また、家具の配置の自由度が高まり、デッドスペースを削減できる点も魅力です。
一方で、デメリットも存在します。
まず、尺モジュールに比べて建築費用が高くなる傾向があります。
これは、使用する建材の量が増えることや、メーターモジュールに対応した既製品の建材や設備が少ないため、特注品が必要になる場合があるためです。
また、土地の広さによっては、メーターモジュールを採用することで部屋数が減ってしまう可能性もあります。
さらに、家具や家電製品は尺モジュールに合わせて作られているものが多いため、配置に工夫が必要になることもあります。

メーターモジュールの注意点
導入を検討する際には、いくつかの注意点を事前に把握しておくことが重要です。
*導入前に知っておくべきこと
まずはご自身のライフスタイルや将来の計画を具体的にイメージすることが大切です。
例えば、将来的に車椅子を使用する可能性があるか、大きな家具を置きたいか、家族構成の変化はどうかなどを考慮しましょう。
また、メーターモジュールに対応しているハウスメーカーや工務店を選ぶことも重要です。
すべての建築会社が対応しているわけではないため、事前に確認が必要です。
さらに、建築費用や工期についても、尺モジュールと比較してどの程度変わるのかをしっかりと見積もり、納得した上で進めるようにしましょう。
*メーターモジュールと一般的な住宅との比較
一般的な住宅で多く採用されているのは、尺モジュールと呼ばれる設計基準です。
尺モジュールは、910mmを基本単位としており、日本の伝統的な建築様式に根付いています。
一方、メーターモジュールは1000mmを基本単位とするため、同じ間取りでもメーターモジュールの方が各空間が広くなります。
例えば、廊下幅は尺モジュールで約78cmなのに対し、メーターモジュールでは約90cmとなり、約12cmの差が生まれます。
この差が、日々の生活における快適性や利便性に大きく影響します。
どちらのモジュールを選ぶかは、ご自身のライフスタイルや予算、土地の広さなどを総合的に考慮して決定することが重要です。
後悔しないために
メーターモジュールは魅力的な選択肢ですが、後悔しないためには慎重な検討が必要です。
*選び方
選ぶ際には、まず「なぜメーターモジュールにしたいのか」という目的を明確にしましょう。
広い空間でゆったりと暮らしたいのか、将来の介護に備えたいのか、収納を充実させたいのかなど、具体的な目的を持つことで、より適切な選択ができます。
次に、ハウスメーカーや工務店から見積もりを取り、費用やプランを比較検討しましょう。
メーターモジュールに対応しているか、実績は豊富か、アフターサービスはどうかなども確認することが大切です。
可能であれば、実際にメーターモジュールで建てられた住宅を見学し、広さや使い勝手を体感してみるのも良いでしょう。

*よくある質問
Q:メーターモジュールにすると、家具の配置が難しくなりますか?
A:確かに、一般的な家具は尺モジュールに合わせて作られているものが多いため、配置に工夫が必要になる場合があります。
しかし、最近ではメーターモジュールに対応した家具も増えてきていますし、造作家具を検討することで、空間にぴったりの家具を設置することも可能です。
Q:どのハウスメーカーでも対応していますか?
A:すべてのハウスメーカーが対応しているわけではありません。
事前に、検討しているハウスメーカーや工務店に確認するようにしましょう。
標準採用している会社もあれば、オプションで対応している会社もあります。
Q:建築費用はどのくらい高くなりますか?
A:一概には言えませんが、尺モジュールと比較して、建築費用が5%~10%程度高くなる傾向があります。
これは、使用する建材の量が増えることや、特注品が必要になる場合があるためです。
具体的な費用については、複数の会社から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
まとめ
メーターモジュールは、住まいにゆとりと快適性をもたらす魅力的な設計手法です。
広々とした空間は、日々の生活を豊かにし、将来のライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。
しかし、費用や家具の配置など、考慮すべき点も存在します。
今回ご紹介したメリット・デメリット、注意点、選び方を参考にしながら、ご自身の理想の住まいづくりに最適かどうかをじっくりと検討してみてください。



