山口ビルダーズタウン【五郷の杜】 山口県　周南市下上

新築分譲住宅　『トキヲミルヒカリ』

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設計/藤田 摂

藤田摂建築設計事務所

 

 

◎自然光で整える体内リズムと健やかな暮らし

暮らしの中で体と心が自然に整い、永く快適に住まえるサスティナブルな住宅です。

それを叶えるために異なる特長の３つの庭を配しました。

 

始まりの庭

東には始まりの庭。朝日で体と心を目覚めさせ、家族の一日がここから始まります。

敷地に根付いたこの庭で植物を育て、緑に囲まれたガーデンとすることで季節を楽しむ窓辺のダイニングとなります。

スロップシンクもあるので、室内に持って入るのを躊躇する靴を外で洗えたり

ペットがいる方は散歩終わりに足を洗ってそのままリビングへ入ることができたり、使い方が様々です。

 

陽気な庭

南には陽気な庭。明るい陽の光のもと日光浴や外遊びをして活発に過ごします。

1階の庭ではためらうBBQや家族の布団を干したり外で朝食を取ってみたりなど

アウトドアアクティビティの空間としてご利用いただけます。

 

安らぎの庭

北には安らぎの庭。静けさをもつ、落ち着いた空間です。

安定した北側の光に包まれてゆっとりと読書したり、空を眺めたりして過ごせます。

全方位誰からも見られることのない空間でストレスなくお好きな使い方ができます。

 

これらの庭は内部へ光を導く役割を担っています。

３つの庭に呼応する光はそれぞれ様相が異なり、時の流れとともに室内の色々な場所に

違った明るさや暗さをもつ空間を生み出します。

家族はそのときの体や心の調子にしっくりとくる場所を自ずと選び過ごしたくなることででょう。

このように自然光の変化を感じながら暮らす家は、ひとの体内時計といわれるサーカディアンリズムを整え

家族にとって健康的な生活の基盤になります。

 

 

◎閉じながら開いた外観デザイン

南東の角にあたかも扉が開いたような四角い建物のデザイン。

開いた壁により道路からの視線を遮ることによりプライバシーを確保した庭は

ダイニングキッチンと繋がり、開放的に過ごすことができます。

白く塗られた壁は、外部の光を反射させて室内を明るく照らし

風を取り込むウィンドキャッチとして機能します。

道路に面した北側の面はプライバシーに配慮して窓を無くし、シンプルな外観になりました。

２階の「安らぎの庭」の柔らかい北の光は外部吹抜けを通じて１階の玄関ポーチに、

また、内部の吹抜階段から１階のリビングに落ちてきます。

閉じたように見える外観ですが、内部は光を考慮した開放的なデザインとなっています。

 

 

◎パッシブデザイン

限られた敷地の中で駐車場と建物の面積を確保するために日射を遮る軒を

設けず、外部シェードを採用しました。

夏季はシェードを降ろして日射を遮り、冬季は日射をしっかり取り入れます。

室温が上昇する西日を遮るために西側に水回りをまとめ西窓は設けない計画にしました。

内部は吹抜階段と対角に格子床を設けました。

家全体を立体的に空気が循環することで温度ムラが減り、どこの空間にいても快適に過ごすことができます。